作家・脚本家 あべ美佳のホームページ
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「山女、海辺に暮らす」 あべ美佳のエッセイというか、日記みたいなページ
小説

高給アルバイト情報誌『てぃんくる』連載当時、大きな反響を呼んだ問題作が、待望の書籍化。
脚本家あべ美佳(いいね!光源氏くん、いしゃ先生、ピアノの森 etc)の処女作である。

初添乗に臨む新人バスガイドの美織。しかしアナウンスは拙く、失敗してばかり。そんな彼女を見かねて、助け船を出したのは、一人の女性客で……(「東京のバスガール」)、国際結婚した若い妻の不機嫌に右往左往する夫(「嫁に来ないか」)、共同経営者と訣別した女性の携帯に届いた音楽に込められたメッセージとは?(「なごり雪」)など、一台のバスに乗り合わせた人々の人生模様を、昭和の名曲とともに綴る傑作短篇集。

「頼む、三年間だけお前の人生を私にくれ」
昭和10年、村長である父に懇願され、24歳で故郷の無医村の医師となった志田周子。しかし女性や近代医療に対する偏見は根強く、村人からは拒絶されてしまう。
雪深き冬、襲いくる戦火、そして東京にいる想い人との恋――過酷な運命にも負けず、僻地医療の先駆けとなった実在の女医を描いた、涙と感動の長編小説。
映画「いしゃ先生」の原作本。文庫オリジナル。

日本農業新聞に連載され、大きな反響を呼んだ小説。宮城県を舞台に、震災直後の避難所での炊き出しがきっかけとなって、女性主人公が地域に根ざした米作りに奮闘努力していく姿を、人々の絆やラブストーリーを背景に絡めながら感動的に描く、東北、そして日本の未来への応援歌。